「日本の観光客もきっと満足」…人気チアリーダーが教える台湾野球の魅力
チアリーダーや応援団長が盛り上げる台湾流応援スタイル
台湾で球場に足を運んでみると、到着するや否や、日本にはない光景に度肝を抜かれる。日本のプロ野球で行われているような、鳴り物に歌詞付きの応援歌で選手に声援を送るという方法とは異なるスタイルで応援が行われているからだ。
まず驚くべきポイントは、日本のように応援団が外野席などでトランペットや太鼓で応援歌を奏でるのではなく、球場中のスピーカーから選手別の応援歌が流れ、球場のどこにいてもその音を聞くことができることだ。さらに、ベンチ上ではチアリーダーや、ヘッドセットを付けた応援団長が息の合ったダンスで観客を盛り上げる。これは台湾ならではの応援方法だ。とにもかくにも、こういったスタイルが球場のにぎやかさを演出し、応援の楽しさを倍増させていることは間違いない。
台湾の桃園国際野球場では11月10日から12日の3日間、千葉ロッテとCPBL選抜による「2017アジアプロ野球チャンピオンシップ~チャイニーズ・タイペイ強化試合」が行われたが、この期間中もチアリーダーがベンチの上で応援し、井口新監督の初陣という注目が集まる対戦に花を添えていた。開催初日となる10日の試合中、誰よりも真剣な表情で声援を送り、時折見せる満面の笑みが印象的だったティファニーさん(LamiGirls・台湾での芸名は陸筱晴)にインタビューを行うと、野球愛、球場愛に満ちた答えが返ってきた。
―― LamiGirlsとして活動することになったきっかけとは何だったのでしょうか。
元々ダンスが好きで、こういうにぎやかな雰囲気が好きでした。野球場で応援するということにも興味がありましたので、素晴らしいパフォーマンスができる環境だと思い、活動を始めました。また、ファンの方と一緒にダンスを踊り、応援ができることも魅力の1つであると感じており、素晴らしいことだと思いながら一緒に応援しています。
―― ご自身のアピールポイントを教えてください。
LamiGirlsの中で一番踊れるという自信があります(笑)。