最下位ロッテの戦力整理 京大卒、元教習所教官など9選手に戦力外
序盤に助っ人野手が外れに外れ、極度の貧打に喘ぐ
54勝87敗2分の借金33。首位のソフトバンクとは39ゲーム差を離され、パ・リーグ最下位に沈んだロッテにとって2017年は苦しいシーズンとなった。開幕直後から極度の貧打に悩まされ、開幕後しばらくはチーム打率が1割台に低迷した。アルフレド・デスパイネがソフトバンクへと移籍した穴は大きく、代役として獲得したジミー・パラデス内野手、マット・ダフィー内野手は完全に期待ハズレに終わった。
シーズン途中、大砲を欲していたはずのチーム状況にありながら、まず補強されたのは、俊足を武器とするキューバ人のロエル・サントス外野手。ただ、こちらも結果はいまいち。辛うじて、最後に獲得したウィリー・モー・ペーニャ内野手が70試合で15本塁打を放ったが、前半に喫した大量の負け数が最後まで尾を引いた。
大不振に陥ったチームにあり、今オフは大幅な戦力の整理に踏み切った。2014年のドラフト2位で京都大から入団し、話題をさらった田中英祐投手をプロ3年で戦力外とするなど、実に支配下9選手に戦力外通告を行った。また、育成選手の菅原祥太外野手も戦力外とした。