DeNA、新人王候補の森下を崩せず惜敗 退任表明の指揮官「明日からもしっかり」
先発の井納は6回1失点と好投するも8回に平田が森下から勝ち越し打許す
■広島 2-1 DeNA(24日・横浜)
DeNAが24日、本拠地での広島戦に1-2で惜敗した。ロースコアの展開となったが、広島先発の森下の前に1点及ばず完投を許した。先発の井納が6回1失点と試合を作ったが、8回に4番手の平田が森下に決勝タイムリーを打たれた。第1打席で安打を放ったロペスが日米通算2000安打を達成した。
ラミレス監督は、135球を投げて完投した相手のルーキーに対し「今日はいい投球をされた。決勝タイムリーも打たれてしまったし、素晴らしいピッチングだった」と脱帽した。
投手陣の踏ん張りに野手が応えられなかった。指揮官は「井納は6回1点とよく投げてくれた。100球を投げて悪い内容ではなかったと思う。リリーフ陣も8回に1失点してしまったが、みんなよく頑張ってくれた」と2失点に抑えた投手陣をねぎらった。
打線は森下の前に4回以降、1安打のみと完全に封じられた。8回には背中の張りなどで欠場していた佐野が代打で出場したが、新人王を狙うルーキーを最後まで攻略することができなかった。
その佐野について、ラミレス監督は「今日も代打か先発かで迷ったが、明日も状態を見て決めたい」とコメント。試合後に今季限りの退任を表明したが、「残り12試合あるので、引き続きデイバイデイで明日からもしっかりプレーしていきたい」と変わらぬ姿勢を貫いた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)