大谷争奪戦はマリナーズ有力か、各球団GMが本命視 カブスら5球団も面談へ
米名物記者レポート、ジャイアンツ&パドレス&カブス&レンジャーズに加えてドジャースも面談か
日本ハムからポスティングシステム(入札制度)でメジャー移籍を目指す大谷翔平投手は、4日(日本時間5日)にも滞在先のロサンゼルスでMLB球団との面談をスタートさせる。ヤンキース、レッドソックスなど今回のLAでの直接交渉を断られた球団名が明らかになる一方で、ある球団が一気に争奪戦の大本命に浮上してきたという。
「複数のMLBのGMは今やオオタニとの契約でシアトル・マリナーズが明確な本命と信じている。そして、マリナーズは慎重ながらも楽観的になっている」
こうツイートしたのは地元紙「USAトゥデー」の名物コラムニスト、ボブ・ナイチンゲール記者だった。二刀流のスーパースター争奪戦のライバル球団の強化責任者は、マリナーズこそが本命と感じているというのだ。
大谷サイドから断られたヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは大谷サイドの要望を「西海岸」「ニューヨークよりも市場規模の小さな球団」と明かしていた。マリナーズはこの2つを満たす上に、日本ハム同様に指名打者制度を導入しているア・リーグの球団。佐々木主浩投手、イチロー外野手、岩隈久志投手ら日本人選手が活躍してきた伝統と土壌も存在する。
そして、ジェリー・ディポトGMは大谷争奪戦に全力を投入することを常々明言。大谷のLA面談が入る可能性がある現地時間5日から8日の間に、所属の現役選手に日程を開けるように要望していたとも地元メディアが報じた。また、球団のレジェンドのケン・グリフィー・ジュニア氏も“出馬”に意欲を見せており、総動員体制を準備しているとも伝えられている。
この他、米ヤフー・スポーツのジェフ・パッサン記者によると、ジャイアンツも面談に進むことが判明。また、米メディア「ファンラグ・スポーツ」の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏は、パドレスも残っていると伝えた。一方、ドジャースも残っている可能性が高いというが、球団関係者はあまりいい感触を持っていないとも言及している。同じ西海岸ではエンゼルスの可否が明らかになっていないが、カブス、レンジャーズという米中部の球団も面談に進んだと、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」のエバン・グラント記者が報じている。
ヤンキースのみならず、レッドソックス、ツインズ、メッツ、アスレチックス、ブルージェイズ、パイレーツ、ブルワーズ、ダイヤモンドバックス、レイズ、カージナルス、ホワイトソックス、ブレーブス、ナショナルズは、すでに大谷サイドから面談の招待を断られたと報じられている大争奪戦。日本人野球ファンに馴染み深いセーフコ・フィールドで大谷は来季躍動するのだろうか。
(Full-Count編集部)