大谷逃したマ軍が「最大の敗者」 契約金だけ残りファン「使い物にならない」
米紙が指摘、マリナーズは7日にトレード敢行で契約金を上積みも…
メジャー7球団との面談の末に、エンゼルス入団を決断した大谷翔平投手。日米の野球ファンを巻き込み注目を集めたその移籍先は8日(日本時間9日未明)に決着の時を迎えた。大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏が、大谷がエンゼルスとの契約を決断したと声明を出した。これにより、大谷はロサンゼルスを本拠地とすることが決まったが、米全国紙「USAトゥデイ」は“落選”となったマリナーズファンの悲しみに満ちた反応を伝えている。
最終選考の直接面談に臨んだのは7球団。その中でも、エンゼルス入団が決まる直前まで、メディアを騒がせていたのはマリナーズだった。マーリンズから今季盗塁王のディー・ゴードン内野手を獲得し、このトレードに伴い、25歳未満のドラフト対象外外国人選手に使用出来る契約金枠を100万ドル(約1億1300万円)獲得したと報じられた。マリナーズの契約金枠は355万7500ドル(約4億2000万円)となり、7球団の中でも最高額とも伝えられていた。
だが、このトレードの翌日に、大谷はエンゼルス入りを決断した。そのため、「USAトゥデイ」紙は「日本のベースボール・スター、ショウヘイ・オオタニはエンゼルスと契約することになった。この一報で、野球界はSNS上で大騒ぎとなった」と報じた。「ボーナスプールを350万ドルほどまで引き上げたものの、6月15日までにそれを使わなければいけない」とするツイートも引用、紹介し「この問題も解決しなければいけない」と指摘してマリナーズを「最大の敗者」と評した。
大谷の加入を待望していたシアトルのファンにとっては、肩を落とす結末となり、同紙は、ツイッター上にあがるファンのフラストレーションに満ちたコメントも掲載した。
「マリナーズには全く使い物にならないインターナショナル・プールの予算が残った」
「何もかも最悪だ」
「あらゆる結果において、これは最悪なものだ」
「またしても野球の神はマリナーズに微笑まなかった」
「レンジャーズは『君のことを昔からスカウティングしてる』、マリナーズは『お金ならある』、エンゼルスは『トラウトに会えるよ』、そして決着となった」
「マリナーズはスポーツ界でワーストのフランチャイズだ」
(Full-Count編集部)