大谷の右肘に軽度の靭帯損傷と米メディア エ軍GMは不安一蹴「検査結果に満足」
10月にPRP注射、エンゼルスGMは問題なしとの見解「深刻な兆候ない」
エンゼルス入団が決まった大谷翔平投手について右肘に軽度の靭帯損傷があったと米メディアが伝えた。米ヤフースポーツのジェフ・パッサン記者がレポートした。
すでに米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」電子版が大谷について今年10月にPRP(Platelet Rich Plasma)注射を施していたことを報道。PRP療法とは再生療法の一種で、自らの血液から抽出した多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)を注射するものだ。これを受け、現在開催中のウインターミーティングでエンゼルスのビリー・エップラーGMはあくまで予防的な措置で大きな問題はないとの見解を示していた。
その後、ヤフースポーツは「最近行われた身体検査で、オオタニは肘の靱帯に損傷を負っていることが明らかになった」との見出しで記事を掲載。「身体検査の結果を得たヤフースポーツによると、エンゼルスの新しいスターであるショウヘイ・オオタニは内側側副靱帯にダメージを負っているとのことだ」とレポートした。
記事では損傷は最も軽度の段階としながら更なるダメージは手術につながりかねないと指摘。一方、十分なケアを行えば、全力でプレーすることに問題はないとの見解が示されていることも伝えている。
またヤフースポーツの報道を受けて現地の他媒体も続報を掲載。MLB公式サイトはエップラーGMが「彼は肘と肩の両方でMRIによる完全な身体検査を行った」と前置きした上で「投手と契約する際は毎回この検査を行う。MRIが読み取った情報を基にすると、彼の肘には深刻な兆候や新しい衝撃はなかった。彼の肘は他の同年代の投手たちと一致するように見え、消耗度合いからしても自然だ。我々は検査結果に満足している」と周囲の不安を一蹴している様子を伝えている。
(Full-Count編集部)