元中日・若松駿太の弟がNPB目指し独立L入り 兄も太鼓判「僕より真っ直ぐ速い」
高校時代は主に三塁手だった悠平、兄の駿太とは「性格は正反対」
中日で2015年に10勝を挙げた若松駿太投手の弟・悠平投手が、NPB入りを目指して来季から独立リーグの四国アイランドリーグplus・香川オリーブガイナーズでプレーする。本格的に投手に転向したのは大学からで、周囲も伸びしろに注目。「1年でNPBに駆け上がりたい」と見据えている。
兄の駿太と同じ福岡・祐誠高時代は主に三塁手だった悠平。2015年に創部した長崎国際大に進学したのをきっかけに、本格的に投手に転向した。社会人でのプレーも視野に入れていたが、香川の首脳陣の目に留まり、独立リーガーとしてNPBを目指すことになった。
身長184センチ、体重84キロで、兄よりひとまわり大きい本格派右腕。大学時代にストレートの球速は10キロ伸び、現在の最速は146キロ。変化球やスライダーやフォークを操り、兄が伝家の宝刀としたチェンジアップも持つ。
父の源さんによると「性格は兄と正反対」。ドラフト7位入団からプロ3年目で2桁勝利を挙げた爆発力を持つ兄に比べ、地道にコツコツと積み重ねていく悠平。兄は「真っ直ぐは僕より確実に速いです(笑)。伸びしかないので、あとは実戦経験を積んで投球術を身につけてほしい」と期待する。
駿太は2018年限りで中日を戦力外となり、今季までルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスで2年間プレー。来季は海外リーグ挑戦も視野に新天地を模索する。入れ替わるようにして今度は悠平が独立リーグの舞台へ。環境は違えど、兄弟で切磋琢磨しながらそれぞれの目標に向かう。