甲斐拓也が“巨人封じ”の真実を独占激白 キーマンに定めた岡本和真の崩し方

ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】

Full-Countの独占インタビューで巨人封じの真相を明かす

 25日にPayPayドームで行われた「SMBC日本シリーズ2020」第4戦。ソフトバンクが巨人を4-1で下して、史上初となる2年連続の4連勝で4年連続日本一を決めた。この4試合全てでマスクを被り、投手陣をリードしたのが甲斐拓也捕手。2本塁打も放って攻守でチームを牽引した甲斐がFull-Countの独占インタビューに応じ、このシリーズで、いかにして巨人打線を封じたか、その真実を明かした。

 日本シリーズが始まる数日前に「繋がりを持ってやることが大事。初戦、1試合目が大事になる試合だと思うので準備、対策をしていきます」と語っていた甲斐。では、果たして、具体的にどんなプランを持って初戦に臨んだのか。

「今年は交流戦がなかったですけど、去年の日本シリーズとの繋がりもあるな、と思っていました。去年の戦い方と、今年はどうなのかという部分を合わせていく必要があるなと。あと、日本シリーズが始まるにあたって、僕らはCSがあったけど、ジャイアンツは間が空いていた。試合はあったけど、それが全てなのかと言えばそうではなかった。シーズン最後の試合で打者がこう振ってくるから、そのままシリーズでも振ってくるではなくて、どうやって入ってくるかを見る必要があるなと思っていました」

 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れた今シーズン。例年ある交流戦は中止となり、真剣勝負の場で巨人と顔を合わせるのは昨季の日本シリーズ以来だった。徹底した封じ込めに成功した昨年からの“繋がり”。そこもポイントだった。また、CSのあったソフトバンクに対し、巨人はCSがなく試合間隔が空いていた。その影響があるのか、も見極めるべきところだった。

「向こうがどう入ってくるか分からない、と千賀にも正直に言いました。ミーティングで話すことと違うことが起きるかもしれない。お互いが見えることが1番大事になってくる。2打席見ることで見えることがたくさんある。お互いで見る必要がある、と話していました。その中でも『こうしていくよ』というプランは立てた上で初戦に入りました」

岡本和真をキーマンに定めインコース攻めで崩しにかかった第1戦

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