岩隈マリナーズ残留を語る 一度はFA、「オファーはないと思っていた」
9月末に内視鏡手術を受けた右肩は「順調にリハビリは進んでいます」
マリナーズと来季のマイナー契約を結んだ岩隈久志投手が17日、マリナーズ残留が決まった現在の心境を明かした。この日、自身が監修するトレーニング施設「IWA ACADEMY」で野球教室を開催。7月末に宮城県石巻市で開催されたリトルリーグ小学4、5年生の全国大会「MLBカップ」で優勝した武蔵府中リトルのためのホスピタリティーイベントとして実施され、同リトルの小学生19人とその父兄に対し、岩隈による実技指導、同施設のトレーナー陣によるトレーニング講習、ストレッチなどのコンディショニング講習が行われた。
イベントの中ではコンディショニングや休息の重要性を説き、怪我をしないことの大切さも説いていた岩隈。自身は今季右肩の故障に苦しみ、シーズンの大半を故障者リストで過ごし、9月27日には内視鏡による右肩のクリーニング手術を受けた。その際、マリナーズからは、投球再開までは5か月を要する見込みと発表された。
現在もリハビリを継続。手術を行った右肩の状態については「今はしっかりリハビリを続けてやっています。もう1度検査に行かないといけないので、まだキャッチボールの目処は立っていないですけど、順調にリハビリは進んでいます」と現状を説明する。
今季は6試合の登板に終わり、イニング数で設定されていた契約の自動更新の条件は達成出来ず。マリナーズサイドは1年1000万ドル(約11億3000万円)で契約延長を選択できるオプションも行使しなかった。自由契約となり、その去就が注目されたが、マリナーズが再度、マイナー契約でのオファーを出して再契約を結んだ。