鷹・加治屋、巨人・吉川大ら戦力外、広島ジョンソン退団…各球団発表、26日の去就は?
ロッテは原を戦力外、広島はバード獲得、オリックスは水本ヘッドら3コーチ就任
4年連続日本一に輝いたソフトバンクは26日、加治屋蓮投手、松田遼馬投手、西田哲朗内野手の3選手に来季の契約を結ばない旨を通告した。加治屋、松田遼の2人は現役続行への希望を示し、西田は今後は未定とした。
13年のドラフト1位でJR九州から入団した加治屋は18年にはセットアッパーとしてリーグ最多の72試合に登板。4勝3敗0セーブ31ホールド、防御率3.38の好成績を残した。だが、2019年は右肩痛で30試合の登板にとどまり、今季は6試合登板だった。2011年のドラフト5位で阪神に入団した松田遼は18年途中にトレードでソフトバンクに入団。19年には12試合連続無失点をマークするなど中継ぎとして自身最多の51試合に登板したが、今季は1軍昇格が1度もなかった。西田は09年のドラフト2位で楽天に入団。14年には131試合に出場して頭角を現したものの、その後、出場機会が減少。17年オフに山下斐紹捕手とのトレードでソフトバンクへ移籍した。加入1年目は72試合に出場したが、昨季は7試合、今季も周東や川瀬ら若手の台頭があり、36試合の出場に終わった。
巨人は吉川大幾内野手に来季の契約を結ばないことを通知したと発表した。吉川大はPL学園高から10年ドラフト2位で中日入り。14年オフに戦力外通告を受けて巨人入り。18年に自己最多97試合出場したものの、19年は10試合出場。今季は30試合出場、打率.100、0本塁打、0打点、2盗塁と結果を出せなかった。今年のドラフトでは育成を含め大量19人の新人選手を指名。今オフに育成打診を含めた自由契約、戦力外通告を受けた選手は計23人となった。
ロッテは原嵩投手に支配下選手契約を結ばないことを通知したと発表した。来季は育成契約となる予定。15年のドラフトで5位指名を受けて専大松戸高から入団し、17年オフには右肩と右肘の手術を行った。19年に実戦復帰。ただプロ入りから5年間で1軍登板はなかった。また、育成の森遼大朗投手、高濱卓也内野手をいったん自由契約とした。再度育成契約を結ぶ予定だという。
広島はクリス・ジョンソン投手、ホセ・ピレラ外野手に来季の契約を結ばないと発表した。ジョンソンは来日1年目の15年に防御率1.85で最優秀防御率。16年には15勝、防御率2.13で沢村賞を受賞した。しかし、今季は10試合登板して0勝7敗、防御率6.10。来日6年目にして初の未勝利に終わっていた。ピレラは今季99試合に出場し、打率.266、11本塁打、34打点をマーク。今季7試合に登板したテイラー・スコット投手とは新たに選手契約が合意に達したと発表した。
また、広島は新外国人としてカイル・バード投手との契約が合意に達したと発表した。背番号は未定。190センチ左腕では19年にレンジャーズでメジャーデビュー。昨季の12試合登板は全て救援で、0勝0敗1セーブ、防御率7.82。12回2/3で10三振を奪う一方で、15四球を与えている。