NTT西日本は8強敗退 23歳の若さで亡くなった中井さんとの日本一ならず
大原監督「今持っている実力は出してもらった」
30日に行われた第91回都市対抗野球大会第9日目の第2試合で、NTT西日本がセガサミーに2-7で敗れ、前大会と同じ8強で姿を消した。大原周作監督は「全体的に今持っている実力は出してもらった。ただ、セガサミーさんが上回った」と悔しがった。
2点を追いかける3回、2死二塁から酒井の右中間を破る適時二塁打で1点を返したが、その後は相手の細かい継投の前に沈黙した。3回途中から2番手で登板した大江は毎回のように安打を許しながらも無失点で耐えていたが、7回にセガサミー打線につかまり4連打を浴びるなど4失点と突き放された。
4月に遊撃手の中井諒さんが骨肉腫のため急逝。チームは予選から喪章をつけ、中井さんのユニフォームをベンチに掲げて戦ってきた。「中井とともに日本一を」と勝ち進んできたが、ベスト8で今大会を去ることになった。
(安藤かなみ / Kanami Ando)