2年連続最下位のオリックスが断行した戦力整理 15年ドラ2右腕ら10選手を戦力外

オリックスを戦力外となった東明大貴(左)と自由契約となったアルバース【写真:荒川祐史】
オリックスを戦力外となった東明大貴(左)と自由契約となったアルバース【写真:荒川祐史】

西村監督が辞任し中嶋監督代行がチームを指揮するも2年連続最下位に沈む

 今季、2年連続最下位に終わったオリックス。シーズン途中に西村監督が辞任し中嶋監督代行がチームを指揮したが45勝68敗7分、勝率.398と思うような結果を残すことはできなかった。

 1996年以来となるリーグ優勝を目指す来季に向けオリックスも戦力整備を進めている。このオフは育成打診を含め10選手に戦力外を通告。助っ人2選手を放出し、戦力整理を行った。

 2013年ドラフト2位で入団し2015年には10勝をマークした東明大貴投手、2018年ドラフト6位で入団した左澤優投手、移籍組では2012年ドラフト1位でDeNAに入団し2018年途中にトレード移籍した白崎浩之内野手、2009年ドラフト4位で中日に入団し2019年途中にトレード移籍した松井佑介外野手らが戦力外となった。

 今季限りで現役を引退した山崎勝己、戦力外となった小島脩平、松井佑介、飯田大祐はコーチに就任しチームを支えていく。また、トミー・ジョン手術を受けた近藤大亮投手、国の指定難病の「両側特発性大腿骨頭壊死症」を公表した西浦颯大外野手は育成選手として再契約を結んだ。

 外国人では来日1年目で59試合に出場し打率.218、6本塁打25打点をマークしたロドリゲス、先発ローテとして3年間で15勝6敗、防御率4.02の左腕アルバースが保留者名簿から外れ自由契約となった。チームは阪神を戦力外となった能見篤史投手を選手兼投手コーチとして獲得するなど来季に向け補強も進めている。

○支配下
山崎勝己(現役引退)→コーチ就任
東明大貴投手(戦力外)
左沢優投手(戦力外)
飯田大祐捕手(戦力外)→コーチ就任
白崎浩之内野手(戦力外)
小島脩平内野手(戦力外)→コーチ就任
松井佑介外野手(戦力外)→コーチ就任
根本薫外野手(戦力外)
近藤大亮投手(戦力外)→育成契約
西浦颯大外野手(戦力外)→育成契約
アンドリュー・アルバース(自由契約)
アデルリン・ロドリゲス(自由契約)

○育成
比屋根彰人内野手(戦力外)

【表】各球団発表、2020-2021年の引退、戦力外、補強、自由契約一覧

(Full-Count編集部)

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