2番、中堅転向…キーマン指名 DeNA梶谷10年目の誓い「とにかく勝ちたい」

「3割、20本、100得点、30盗塁」、Bクラス脱出へラミレス新監督も飛躍期待の梶谷

 10年連続Bクラスから脱却するためには、プロ10年目を迎える背番号3の活躍抜きには語れない。梶谷隆幸、27歳。横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス新監督にも年始早々にキーマンと指名された生え抜きが2016年シーズンに光を照らす。

「もちろん、4番を打つ筒香と言いたいが、梶谷がキーとなる。3割、20本、100得点、30盗塁……。梶谷が結果を残せば、筒香も100打点は簡単にいってもらえる」

 球団の仕事始めに参加したラミレス監督が野手陣のキーパーソンを報道陣に問われると、迷いなく言葉をつないだ。打順では2番を任せ、守備では右翼から中堅にコンバートする方針を固めている新指揮官。その期待が大きいからこそ、走攻守でもう一段階のレベルアップを求めている。

 昨シーズンは開幕から3番を任され、3・4月はともにリーグ1位の打率3割3分3厘、10盗塁を残して月間MVPを初めて獲得した。7月のオールスターにも初めて選出され、首位で折り返した前半戦の快進撃の立役者の一人だった。だが、6~8月に打率2割台と低迷し、チームも同じように止まった。盗塁数は14年に比べて11減の28盗塁でリーグ2位、スチール成功率でも83%から68%まで下げてしまった。5月に負傷したけがの影響もあったが、本人は「昨季よりも難しさを感じた。技術というよりメンタル面が大きい」と分析する。

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