話題になった同姓同名選手 人気漫画の登場人物も話題に
ベスト8で涙を飲んだ聖光学院には、あの捕手が
○佐藤都志也(聖光学院)
そして、22日の準々決勝後、ネット上で「注目のワード」に浮上するなど、一部で話題となったのが、聖光学院の控え捕手・佐藤都志也(さとう・としや)だ。日本文理戦で途中出場するとネット上では、その名前が飛び交った。
人気野球漫画「MAJOR」の主人公・茂野吾郎の最初の野球友達でストーリーでは重要な存在。しかも彼もキャッチャー。聖光学院のとしや君もキャッチャー。設定までも似ている。名前がコールされるとMAJORのファンは反応した。
「甲子園にさとうとしやが出てきた」、「さとうとしやがいるから聖光応援しよう」、「さとうとしやがコールされて驚いた」など、ファンの心に突き刺さったようだ。
準々決勝の第4試合・日本文理戦の8回にエース船迫(ふなばさま)の代打で登場。結果はピッチャーゴロだった。その直後からマスクをかぶった。
180センチ、70キロ。体の割には顔の小さい印象の2年生捕手だ。幼い頃から練習が好きな福島育ちの佐藤。入学当初は「早く、朝の自主練習がしたかった」というほどのストイックな青年である。聖光学院は体ができていない新入生の朝練をしばらく禁止に。解禁された際には、すぐにバットを持ってスイングしたほどの努力家でもある。まだまだ成長の伸びしろのある選手だ。
聖光学院はベスト8で涙を飲んだ。このチームは佐藤を含めて3人の2年生がベンチ入りしていた。聖光学院は8年連続で福島代表になっている。連続出場記録を途絶えさせぬよう、チームの主力として佐藤はまた甲子園に帰ってくるだろう。もっとメジャーな選手になって聖地を沸かせてもらいたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count