ドラフト会議まであと1か月 注目の1位候補たちの今
スカウトの評価を上げている日本新薬の倉本
○社会人……倉本寿彦内野手(日本新薬)
ここ数か月でスカウトの評価を上げた遊撃手。横浜高校から創価大を経て、日本新薬入り。高校時代は土屋(横浜DeNA)と一緒にプレー。大学時代は小川(ヤクルト)と同級生だった。現在は韓国・仁川で行われているアジア大会の侍JAPANメンバーに選出されている。
走攻守そろった野手で、社会人入りしてから伸びた選手と評価されている。大学時代もスカウトにリストアップされたが、やや打撃に難があったと指摘されていた。しかしこの1年で打撃力、飛距離がアップし、ドラフトの上位候補にまで挙がるようになった左打者である。守備も肩が強く、ショートのポジションが空いている球団ならば、即戦力として期待ができそうだ。
昨年はオリックスの吉田(JR東日本)や日本ハムの浦野(セガサミー)、ロッテの石川(東京ガス)ら社会人の即戦力が多くいたが、今年は昨年ほどではないとされている。一昨年にプロ中心の侍JAPAN台湾遠征のメンバーに入り、ドラフト1位確実と言われたNTT東日本の高木伴投手は今年1年間で伸び悩んでしまっている。社会人投手では新日鉄住金かずさマジックの左腕・加藤貴之投手やJR東日本の飯田哲矢投手、JX-ENEOSの石川駿内野手らの名前が挙がってくる。
運命のドラフト会議まであと1か月。今年はどのようなドラマが待っているのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count