米メディア、今季のMLB「金字塔10傑」にイチロー 果たして偉業達成は?
7日に新天地で開幕戦、今季中のメジャー3000本安打達成は?
メジャー通算3000本安打まで156本と迫るマーリンズのイチロー外野手が、2015年シーズン中に偉業達成の可能性を持つ「金字塔10傑」に選出されている。地元テレビ局FOXスポーツ(電子版)が「マイルストーンの男たち。2015年に大記録を狙う10人の選手」との見出しで特集した。
日本の誇る安打製造機は、6日(日本時間7日)の本拠地ブレーブス戦でメジャー15年目のシーズン開幕を迎える。FOXスポーツの特集では10番目に登場。今季中の偉業達成の可能性に触れられている。
「スズキは史上28人目の3000本安打達成まで、あと156本必要だ。しかし、マイアミは彼と第4の外野手として契約した。41歳の男はレギュラーに怪我人が出ない限り、この数字に近づくことはなさそうだ。
スズキは最初の10シーズンに毎年200本以上の安打を量産してきたが、2011年シーズンの184本安打から、2012年には178本、2013年には136本、昨年は102本と確実に数字を減らしている」
ジャンカルロ・スタントン、マルセル・オズナ、クリスティアン・イェリッチという平均年齢24歳のメジャー最強外野トリオのバックアップの道を選んだイチロー。指名打者制度のないナ・リーグでは投手も打席に立つため、毎試合、代打として出番を迎える可能性はある。ただ、156本を実際に打つためにはレギュラーの故障離脱などでレギュラーとしてフィールドに立つ以外、困難と見られている。
もっとも、ヤンキースに所属していた昨年の開幕時には、5番手の外野手という厳しい位置で出場機会も少なかったが、代走、守備固め、代打という限定的な役割でクオリティの高い仕事を続け、最終的には102安打を積み上げた。