「尊敬に値するイチロー」 スタメンで快進撃に貢献のレジェンドに称賛の声
王氏の得点記録更新にも改めて賛辞「全ての人々に彼の歴史的な偉大さというものを認識させた」
そして、25日のナショナルズ戦で打ち立てた金字塔についても、改めて讃えられている。
「イチローは土曜日、全ての人々に彼の歴史的な偉大さというものを認識させた。彼は例外的なキャリアにおいて1968得点を記録した。伝説のサダハル・オーを抜き、日本の最多得点記録となった」
日米通算での最多得点記録は、マーリンズ・スタジアムでアナウンスされるとスタンディングオベーションを呼び、イチローも脱帽して返礼。球団から1968得点目を踏みしめたホームプレートをプレゼントされる粋な計らいを受け、現地でも大きな話題となった。
イチローは今季19試合中10試合で先発。その10試合で7勝3敗と大きく勝ち越しており、チームの8勝のうち7勝はイチローがフル出場したゲームだ。4番目の外野手の枠を越えた活躍を見せている。
ゴードン、プラドと、今季からイチローとともに新たに加入した1、2番コンビも好調。「7番・レフト」のイチローに続く8番エチャバリアは打率3割3分3厘、2本塁打、16打点と覚醒中で、下位打線が脅威となっている。ダン・ハレン投手は「8番打者が活躍すれば、打線はすごく繋がる」と語っている。
開幕投手のヘンダーソン・アルバレスは肩の炎症でリハビリ中。そして、若きエースのホセ・フェルナンデス投手は昨年受けたトミー・ジョン手術からの完全復活に近づいている。
ナ・リーグの台風の目と期待を集めるマーリンズは、本領を発揮しようとしている。レギュラーとしての貢献が続くレジェンドは、自身にとってヤンキース時代の2012年以来となるプレーオフ進出に向けて、走り続ける。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count