比較はナンセンス!? “神様”ルースにMLB通算安打で並んだイチローのスゴさ
2873安打への到達は打席数ではイチロー、打数ではルースが少ない
メジャーで22年間プレーしたルースは1935年、ボストン・ブレーブスで5月25日に4打数4安打3本塁打6打点を記録。その後、5試合に出場したが、13打席ヒットはなく、5月30日のパイレーツ戦後に現役引退していた。
Baseball-reference.comによると、メジャー通算2503試合出場のルースは2498試合目で2873という安打数にたどり着いた。一方、イチローは2243試合で“神様”の記録に到達しており、255試合短いことになる。
打席数でもルースは10609打席目、イチローは9771打席目となっており、イチローは短期間にたどり着いたことになる。一方で、打数で見るとルースは8390打数目、イチローは9063打数目と逆転するところが興味深い。
714本のホームラン記録を誇るルースはそのキャリアで通算2062個という四球を稼いでいる。相手投手が勝負を避けたことも多かったと見られ、年間最多四球を11回も記録している。そんな中、相手投手から本塁打と安打の山を築いた神様の偉大さが見て取れる。ボール球でもヒットにしてしまうイチローは通算574四球となっている。
イチローはMLB公式サイトの取材に対し、ルースと自身の違いについて、以下のように語っていた。