台湾からパ・リーグの球場へ 異国の地で盛り上がり見せる日本プロ野球熱
パ・リーグ自ら旅行商品を販売、パ・リーグガールズも人気博す
2330万人の台湾国民の約1%にあたる22.6万人が参加する巨大なイベントであり、出展数も500(ともに2014年実績)を超える。パ・リーグが出展した今回のTTEではそれを超える規模のイベントとなることが予想されており、昨年以上の熱気に包まれた。
その中でパ・リーグは自らのブースを設け、実際に企画した旅行商品を現地の旅行会社とタイアップで販売。また、太平洋聯盟FaceBookページの「いいね!」を増やす企画を実施し、1日当たり250を超える「いいね!」を獲得した。「いいね!」を押した参加者に配布したグッズは台湾人に非常に好評を受け、「いいね!」の獲得につながった。日本では想像しがたいが、台湾ではノベルティ配布への温度感が高く、来場者が我先にとノベルティを求める姿も目立った。
また、Pacific League Girlsと称した3人組のチアガールズを結成し、会場に設けられたステージにてダンスや歌、クイズショーを1日2回開催。ステージが終了した後も、チアガールズを目当てにブースへ訪れる参加者も後を絶たなかった。
今後も、様々な形で台湾へのプロモーションを行う予定であり、これらの活動によって日本の球場で台湾からの観光客を見かける機会も多くなるかもしれない。プロ野球界での新しいインバウンド戦略として、パ・リーグの取り組みから今後も目が離せない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count