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ベテランがピーク過ぎてもなお輝くには 山崎武司氏が好調・福留の変化語る

山崎氏自身はなぜ30代後半で活躍できたのか

 今年は打率こそ2割6分1厘となっているものの、46試合出場ですでに25打点、6本塁打と過去2年を大幅に上回る勢い。山崎氏が指摘する通り、これでも成績としては物足りないかもしれないが、何より勝負どころでの印象的な活躍が多い。

 精神的な余裕が今年の活躍の要因だとすれば、大きな期待を受けながら日本球界に復帰し、結果を残せなかった2年間は、自分を追い込んでいた部分もあったのか。山崎氏は言う。

「プレー的にピークはもう落ちてる。これはしょうがないことだから。パフォーマンスが下がっている状態だったから、どうやって自分がチェンジしていくかというところで戸惑ってたよね。間違いなく力が落ちて日本に帰ってきたから、それを去年の後半から今年にかけて、自分の中でコントロールできるようになってきたんじゃないかな。

 そりゃ、打ちたいし、いい成績残したい。誰もがそう思ってやってるけど、前みたいに体が言うことをきかない。じゃあ、何をしなきゃいけないかと考えて、それがちょっと分かりだしてきたんじゃないのかな」

 山崎氏は楽天時代、30代後半になってから再び成績を伸ばした稀有な存在だった。それも精神面での変化が大きかったのか。自身のキャリアについて、こう振り返る。

「(楽天入団後は)今年が最後、今年が最後と思ってずっとやってたからね。ダメなら辞める、ダメなら終わり、と思って。土俵際でやっていたのが、かえって良かったね。オリックス時代とかは、まだクビにならないから土俵際じゃないと思ってたけど、負けてしまった。

 楽天に行った時は、本当に一寸先は崖っぷち状態で野球をやってたから。自分でも腹くくってやれてたのがよかったね。技術的なことよりもメンタル的なことが、かえって楽だった。白黒ハッキリ出来る。『打てなかったらどうしようかな』とか、そういうのはあまりなかった」

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