思わぬ形で脚光浴びた早慶戦は2日間で6万超集客、話題沸騰のポスター“裏話”
「実物も美人」「写真を撮ってもらった」の声も、ユニホーム姿のモデルは…
さらに、当日のインターネットやツイッター上には「慶應の応援席で踊っている『ポスターのチア』は実物も美人」「早稲田の優勝パレードで写真を撮ってもらった」などのコメントが見られ、一躍、時の人となり、モデルとなった両校のチアリーダーの名前を特定しようとする動きまでみられていた。
一方で、意外と知られていないのが、ユニホーム姿で向かい合う野球部のモデル。帽子を目深に被っているため、顔を伺い知ることができない。
しかし、大学野球ファンであれば、慶應は主砲・谷田成吾選手と分かるだろう。今秋ドラフト候補に挙がり、甘いマスクが特徴的な人気選手である。
対する早稲田も、谷田とライバル関係にあるような実力選手かと思いきや、実はベンチ入り経験のない1年生選手だったという。
撮影日が早大のリーグ戦の試合週と重なり、レギュラー格の選手は試合への調整があるために起用できず。代わってルーキーが抜擢される形になったという裏話があった。
こうした両校の努力もあり、初戦は3万4000人を動員。これは、同じ神宮を本拠地とするヤクルトの今季最多の観衆3万777人(5月2日・広島戦)を上回る超満員。早大の優勝が決まっていた2回戦にも3万人の学生、ファンらが殺到した。
伝統のカードは、早大の勝ち点5の完全Vという結果で幕を閉じた。次の舞台は8日に開幕する全日本大学野球選手権。2日間で6万4000人が熱狂した早慶戦でつけた勢いそのままに、3年ぶりの日本一に挑戦する。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count