イチローのマリナーズ復帰が急浮上!? 地元紙が提言「真剣に検討すべき」

「イチローがまだ力を持っていることを示すことができれば、重大な選択肢となる」

「もしも、イチローのスランプが永続的なものでなければ、彼の(スランプ)以前の出塁率は、マリナーズのソロホームランばかりによる得点数を増加させる手助けになる。イチローはパワーを欠くものの、三振数の多いマリナーズ打線と異なり、高いコンタクト能力がある。そして、必要としているスピードも加えてくれる。最後に、彼はそもそも外野の3つのポジションを本職とする選手でもある」

 記事ではこのように評価。イチローの補強がいかにマリナーズにとって適切であるかを記している。

 ベイカー記者は、2012年7月にヤンキースに去った際、イチローが年間8500万ドル(約104億円)の選手年俸のうち1900万ドル(約23億3000万円)を手にしていたことにも言及。だが、現時点でトレードが実現するなら、イチローの今季年俸は200万ドル(約2億4500万円)まで下がっている。しかも、シーズン半ばのためマーリンズが半額を負担すれば、1億3000万ドルの選手年俸のうちイチローにかかるのは100万ドル(約1億2250万円)であり、強化費を逼迫しないことも指摘。費用対効果が望めるという。

「まだ今季を救うことができる。そして、もしも、イチローがまだ力を持っていることを示すことができれば、補強費もトレード要員も放出要員もわずかなチームにとっては、重大な選択肢となる」

 記事では再三、背番号51の復帰を望む声を上げている。

 マーリンズも今季開幕前に大型補強を敢行し、優勝候補のダークホースと地元メディアに期待されていたが、借金15と大きく負け越している。主砲スタントンを故障で失い、選手を大量放出する“ファイヤーセール”に出る可能性も囁かれ始めた。イチローがかつて大歓声を浴びたセーフコ・フィールドに電撃復帰する驚きのシナリオは実現するのだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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