ユニバ決勝進出も不完全燃焼 日本代表が韓国で手にした悔し涙の金メダル
「決勝を戦えなかったことは残念。もっと大きな感動を味わいたかった」
中東呼吸器症候群(MERS)が韓国で猛威を振るい、現地入り前から懸念のあった今大会。結局、3位決定戦は行われたが、決勝だけ行えなかった。3年間の集大成は雨に泣かされる結果となった。
表彰式では両チームに金メダルを贈るため、日本の一部首脳陣のメダルが足りない事態となり、選手が自分のメダルを譲ろうとする一幕が印象的だった。
12日に凱旋帰国した善波監督は「私たちにとっては決勝を戦えなかったことは残念だった。もっと大きな感動を味わいたかったし、届けたかった」と無念さを覗かせたが、それでも金メダルという結果には胸を張った。
「どんな環境でも、どんな状況でも、力を出し尽くすということに気をつけていたが、選手たちがそれぞれ責任感と誇りを持って戦ってくれました」
将来はプロ入りが期待される逸材達。韓国の地で味わった達成感と無念は、次のステージに持っていく。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count