【高校野球】早実が8回に一挙8点、5点差大逆転で甲子園切符 清宮は1安打1打点
8回に一挙8得点、東海菅生は悪夢のイニングに
終始、早実のビハインドで進んだ試合は8回にドラマが待っていた。
1番からの攻撃で無死一、二塁のチャンスを作ると、バッターは清宮。スライダーを引っ掛けたセカンドゴロに終わるが、加藤が四球を選んで1死満塁とすると金子のセンター前タイムリーで1点を返す。さらに、富田のレフト前タイムリー、佐藤のタイムリーなどで4-5と一点差まで迫る。打者が一巡したところで1番山田が押し出しの四球を選び、ついに5-5の同点に追いついた。
ここで勝俣をマウンドから引きずり降ろすと、2番手羽生からも2番玉川が押し出しの四球を選び、6-5と勝ち越し。さらに、2死満塁から清宮にライト前へのタイムリーが飛び出し7-5。勢いに乗った早実はさらに加点し、この回8得点を奪い攻撃を終了した。
この試合初めてリードする展開となった早実。8、9回は4番手服部が1失点に抑え、8-6でゲームセット。清宮を擁し、大きな注目を浴びた名門が、劇的な大逆転勝利で5年ぶり29回目の甲子園出場を決めた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count