【高校野球】早実が8回に一挙8点、5点差大逆転で甲子園切符 清宮は1安打1打点

先発松本が4失点、7回までは東海菅生・勝俣の前に打線が沈黙も…

 高校野球の西東京大会は26日、神宮球場で決勝戦が行われ、早実が8-6で東海菅生に勝利。7回まで5点のリードを許す展開も、8回に一挙8得点で逆転に成功し、5年ぶり29回目の夏の甲子園出場を決めた。注目の1年生・清宮幸太郎は4打数1安打1四球1打点だった。

 初回、早実は東海菅生の先発勝俣の前に山田、玉川と倒れると、3番ファーストでスタメン出場の清宮はカーブを痛烈にはじき返すもファースト正面のライナー。三者凡退に終わる。

 すると、東海菅生はその裏、早実松本から1死一、三塁のチャンスを作る。しかし、4番勝俣が併殺打に倒れ、先制のチャンスを逸する。

 試合が動いたのは3回。東海菅生の2番落合がライト前への先制タイムリー、なおも1死一、三塁から3番江藤がライトへのスリーラン。早実は4点を追う展開となった。

 4回、反撃したい早実だったが、先頭の清宮がベース手前で落ちる球を空振りし三振に倒れると、4番加藤も中飛。5番金子も東海菅生のセンター小川貴のダイビングキャッチに阻まれ三者凡退で終わり、東海大菅生に傾いた流れを引き戻せない。

 5回も早実は2死二塁のチャンスを得るも、9番渡辺の打球をまたも相手センターの小川貴の好捕に阻まれ、無得点。6回も2死から清宮の四球、加藤のレフト前ヒットで2死一、三塁としたが、後続が倒れた。その裏に2番手吉野が1点を失い、0-5で試合は終盤へ。

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