【高校野球】花咲徳栄、粘る白岡下し甲子園切符 岩井監督「怖くて苦しい試合でした」
岩井監督、満塁のピンチに「祈りを込めて高橋のピッチングを見てた」
しかし白岡も粘りを見せる。9回先頭の3番伊藤、4番矢部と連打で無死一、二塁に。続く平塚はショートへの併殺に倒れるも、谷中が2死三塁からタイムリーヒットを放ち、3点差。その後、ヒットと四球で二死満塁となった。
花咲徳栄はここで先発の鎌倉が降板し、左腕高橋をマウンドへ。窮地で送り出された左腕は9番荒井を見逃し三振に仕留め、ゲームセット。追いすがる白岡に競り勝った。
岩井監督は先制されながらも早い段階で逆転に成功した選手たちを称えつつ、満塁の場面を「祈りを込めて高橋のピッチングを見ていました」と振り返った。
花咲徳栄は前回大会の開幕戦で山村国際に敗戦。夏の県大会初戦敗退は初出場の1983年以来、31年ぶりだった。今大会は1年前の屈辱を晴らし、甲子園切符を手にした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count