【高校野球】早実清宮は打撃だけじゃない!? 大物感漂う“清宮節”、甲子園でも注目必至

ホームランは「甲子園まで取っておく」

◯「まあ、高校野球らしくて楽しかったです」(7月20日・日野戦)

 8―6の9回2死から自らの守備のミスも絡み同点とされ、その裏にサヨナラ勝ち。薄氷を踏む試合展開も「高校野球らしい」と笑い飛ばしてしまう発言に大物感が漂った。

◯「相手も当てようと思ってやっているワケじゃないんで。ラッキーですね」(7月22日・八王子戦)

 日に日にマークは厳しくなり、この試合は執拗なインコース攻め。その結果、1試合2死球を食らったが、平然としていた。

◯「自分が野球を始めたきっかけも甲子園にある。そこに戻って、楽しくプレーがしたい」(7月24日・日大三戦)

 2006年夏の決勝・早実―駒大苫小牧の引き分け再試合をアルプス観戦したことで野球への道を目指した清宮。その甲子園について「行く」ではなく、「戻る」と表現した。

◯「持ってる? いやいや、実力です。(ホームランは)甲子園まで取っておく」(7月26日・東海大菅生戦)

 5点差を大逆転で甲子園行きが決定。報道陣から「持ってる?」と問われ、堂々とチームの「実力」と返答した。さらに、期待されていた本塁打が出なかったことについても「取っておく」と言い、驚かせた。

 この発言はどれも多くのテレビカメラ、記者たちの前で言い放ったものだから恐れ入る。まだ1年生とあって、素顔は上級生たちに可愛がられる普通の16歳。だが、清宮にとって初めての甲子園では、豪快なバッティングだけでなく、どんなコメントで盛り上げてくれるのか、目が離せない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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