Dバックス幹部が広島・前田獲得への思い語る 「誰もが欲しがるタレント」

補強ポイントは投手、「前田は3番手でもいい」

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ダイヤモンドバックスのデリック・ホール球団社長【写真:編集部】

「我々のチームは優秀な打撃陣を誇っています。補強ポイントはピッチングです。昨シーズン終了後、多くの若いピッチャーを獲得しました。今年はその若い選手を育成するシーズンだと定義しています。

 育成に関しては4年計画です。例えばロビー・レイ、ルビー・デラロサ、アーチー・ブラッドリー。肘を手術したパトリック・コービンも戻ってきます。我々には先発ローテーションのアンカー役が必要なのです。次のレベルに我々を引き上げてくれるような存在です」

 ホール球団社長はこう語った。アメリカの地元メディアは、昨年のオフシーズンに前田に先発ローテーション3番手という評価をしていたが、球団の考えはどうなのか。

「前田は先発の3番手かもしれない。それでもいい。我々にはパトリック・コービンというナンバー1に成長してもらいたい才能もいます。デラロサ、ロビー・レイもいる。ローテーションにそういう存在がいれば、前田のプレッシャーを大きく軽減することができます」

 昨年、ヤンキースに移籍した田中将大投手に関して、ブライアン・キャッシュマンGMも当初は「堅実な3番手」と語っていた。球団社長はあえて前田に1番手、2番手という重圧をかけずに、メジャーの舞台で本来のパフォーマンスを発揮することを期待している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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