逆転3ラン被弾も、8勝目掴んだホークス寺原 好調の右腕はなぜ苦しんだ?

「今日は良くない寺原が出た」

 寺原の能力について、実際にボールを受けていた野口氏は「ピカイチの力を持っている」と絶賛する。この試合でクルーズにホームランを打たれるまで1失点だったことも「持っているものがいいから抑えられている」と言う。今季は好調を維持してきたが、こういう投球が続くことだけは避けなければいけないという。

「ソフトバンクが2位以下に差をつけて、マジックが減ってきて、という状況なので、そこまで真剣に考えなくていいかもしれない。でも、競っているセ・リーグでこういう投球なら、次からは使いづらいです。

 ソフトバンクの強力打線がついているのだから、すごく楽に投げられなければダメですよね。制球を乱すピッチングはダメです。ストライクゾーンに投げて打たれても、取り返してくれる打線がいます。それなのに、ストライクゾーンにいかずに崩れてはいけません。そういうピッチングをしていると、攻撃陣のリズムを崩して、そのうち点を取ってくれなくなる。これまでは、それがよかったはずなんです。今日は良くない寺原が出ましたね」

 野口氏はこう指摘しながら「彼の凄い能力を知っているから、どうしても厳しい言い方になってしまのですが…」と続けた。

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