波に乗り切れない阪神、優勝への鍵は? メッセ&藤浪が克服すべき課題
藤浪に求められる「勝負にこだわったピッチング」
「9日の巨人戦の7回、藤浪は阿部慎之助と対峙した時に、キャッチャーのサインに首を振って真っ直ぐを投げ、逆転の2ランを浴びました。はっきり言わせてもらえれば、考えが甘いです。
藤浪の将来を考えれば、その選択もありかもしれません。シーズン序盤であればまだいいでしょう。しかし、今は残り20試合。優勝を争っている、ものすごく大事な時期です。彼自身が真っ直ぐ勝負にこだわる意識も分かりますが、そんなことを言っている時期じゃないんです。
自分のことは二の次、どんな内容だろうと、変化球だらけのピッチングだろうと、勝たなければなりません。結果が最重要です。仮にも、阪神のエースとしてマウンドに上がっているんですから、勝負にこだわったピッチングをしてほしいですね」
能見が2試合連続で安定感のある投球を見せたのは好材料だが、岩田はここに来て3連敗を喫した。特にシーズンの勝負所で、メッセンジャーと藤浪がどんな投球を見せられるか。阪神が混セを制するためには、先発4本柱が結果を出し続けるしかない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count