高校時代無名も…大学4年間で一気飛躍 “雑草系”ドラフト1位候補たち
無名から全国区へ、今年のドラフトで注目浴びる「雑草系候補」たち
22日に迫ったドラフト会議。毎年、多くの大学生が即戦力候補として指名を受けるが、今年でいえば、日大三で日本一となった明大・高山俊外野手のように高校時代からスター選手だった選手もいれば、反対に高校では甲子園の土を踏めずに無名ながらも卒業後に素質が花開いた選手もいる。
今年、トリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)を達成したソフトバンク・柳田悠岐(広島商―広島経大)も、シーズン歴代最多216安打を放った西武・秋山翔吾(横浜創学館―八戸大)も、甲子園出場経験はなく大学で飛躍し、プロへの道を切り開いた。ひと昔前には中高での全国経験がなく、1浪して大体大を経て巨人入りした上原浩治が「雑草魂」で、エースまで駆け上がった話は有名である。
今年において、そんな“雑草系ドラフト候補”として注目を浴びる、2人の1位候補がいる。
「みちのくの剛腕」こと仙台大・熊原健人は、地元・楽天、巨人などが1位候補に挙げている今年のドラフト屈指の注目投手だが、高校時代は無名といっていい存在だった。