米サイトが投手イチローを徹底解剖!? 速球にダメ出しも制球&変化球を絶賛

投球フォームはダルビッシュと比較、総合評価は「60点」

 5番目の項目のメカニックでは、ダルビッシュ有(レンジャーズ)と比較。両者の画像を掲載した上で、イチローの投球フォームについて「日本人らしい重心の低いフォームから、年を経た体に過剰に負担をかけることなく、非常に印象的なボールを生み出すことに成功している」と絶賛。「A」評価を下している。

 総評では現在の投球に「60点」、将来の伸びしろについては50点と採点されている。

「他の野手のピッチャーとは異なり、イチローにはおそらく今後予想すべきものはないだろう。10年前ならさらに高い評価を手にしていたかもしれない。外野手がマウンドに上がった場合の期待値という領域を広げていたはずだ。だが、彼は現在ベンチプレイヤーだ。速球もかつてのキレはない。それでも、カーブだろうが、スライダーだろうが、あのボールは見るものに喜びを与えた。何よりも悲願を叶えるイチローを目撃できたベースボールファンにとっては格別なものとなった」

 41歳にして長年の願いを叶えたイチロー。本人も2度目の登板を望んでおらず、これが最初で最後のマウンドになる可能性が高い。レジェンドの貴重なマウンドは、見守ったファンにとっても忘れられないシーンとなったはずだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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