阪神戦で不安露呈の巨人菅野 “天敵”相手のCSファイナルで復活できるのか
阪神戦で好投できなかった要因は…
「立ち上がりから四球に2ラン、その後すぐにソロ。『あれあれ』という間の3点なので、そうやって失点してしまうと立ち直るきっかけを失ってしまいます。そして、あの送りバント失敗。絶対に影響があると感じました。あのミスがなければ、その後の(失策になった)バント処理もそうだし、投球のリズムもいいものが生まれてきたと思います」
今季はリーグ2位の防御率1.91をマークしながら、10勝11敗と負け越しに終わった。野口氏は「本当にツイていなかった」と振り返る。レギュラーシーズンの流れは、CSに入ってからの投球にも少なからず影を落とした。
「いつもの表情ではなかったですね。普段はもうちょっと強気な目をしている。そういう目ではなかった。一生懸命抑えても、打線が打ってくれなくて、黒星先行で貯金が作れなかった。最低でも防御率のタイトルを取れていれば気持ちとしてはよかったんでしょうけど、本当にツキがなかった。
この試合は、鳥谷に投げてる時から少し重かったなという感じでした。あと、全体的に小さく見えました。もう少し大きくゆったり投げてもいいんじゃないかな。手先だけでした。体全体で、下半身を使って、もう少し大きく投げられたらよかったかなと思います。
あとは小林のリードが、大事な試合というところで、外に偏りすぎてました。菅野は首を振ってインコースに投げてましたからね。インコースは手先だけで投げると打たれるものなので」