節目の100周年、人気者続々誕生に名将退任…高校野球の2015年10大ニュース

高橋、小笠原、平沢、オコエら人気選手が続々誕生

◯7位 明治神宮大会、第1回センバツ覇者の古豪・高松商が初優勝

 新チームを迎えて初の全国大会となる秋の明治神宮大会は高松商が優勝。大阪桐蔭、敦賀気比と近年の甲子園優勝チームを次々と撃破する快進撃を演じた。1924年の第1回センバツ優勝校は、来春の同大会にも出場が当確。伝統校の力を聖地でも見せることができるか。

◯6位 ドラフトで高校生1位指名4人誕生

 10月に行われたドラフト会議で有望な高校生4人が1位で指名を受けた。特に県岐阜商・高橋純平には今年最多3球団が競合。ソフトバンクがクジを引き当てた。ほかにも、中日・小笠原慎之介、ロッテ・平沢大河、楽天・オコエ瑠偉と人気、実力ともに兼ね備えた選手が「ドラ1」の称号を手にした。将来、球界を背負っていく逸材になれるか、プロ1年目からの活躍に大いに期待したい。

◯5位 センバツ、敦賀気比が初優勝 準決勝で史上初の2打席連続満弾

 春のセンバツは驚きの展開で敦賀気比が初優勝を果たした。ラッキーボーイとなったのが、背番号17の松本哲幣だ。準決勝の大阪桐蔭戦で史上初となる2打席連続満塁アーチ。さらに東海大四との決勝戦でも終盤に決勝アーチを放った。一躍、時の人となり、大会後には取材が殺到。卒業後は大学でプレーを続けるという。

◯4位 横浜・渡辺元智監督勇退

 甲子園で春夏5度の優勝を誇る名将がユニホームを脱いだ。横浜・渡辺監督が5月に今夏限りでの勇退を表明。50年間の指導者生活で、ソフトバンク・松坂大輔を筆頭に数え切れないほどのプロ選手を育てた。1970年代から全ての年代で甲子園を制覇。最後の夏は神奈川大会決勝戦で東海大相模に敗れ、甲子園出場はかなわなかった。それでも、渡辺監督の歴史は日本の高校野球の歴史でもある。その足跡があせることはない。

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