【高校野球】センバツ出場確実に　“バンビ2世”東邦・藤嶋健人が見せる成長の跡

新チームで一人三役

　東邦は新チームになってから秋季愛知大会を順当に勝ち進んだ。藤嶋はピッチングだけでなく、準決勝では逆転3ランを放った。

　東海大会では岐阜の中京を相手に7回参考ながらノーヒットノーラン。頂点に立ち、明治神宮大会へ駒を進めた。神宮大会でも2本の本塁打を放ち、投打で周囲を驚かせた。下半身は太くなり、ボールの安定感も増した。プロのスカウトも高く評価していた。

　藤嶋を変えたのは、やはり責任感だった。新チームになってからはエースで4番で主将と三役をこなしている。今まで引っ張ってきてもらった分、今回は自分がプレーで、気持ちで先導していこうという意識が芽生えている。

　センバツの出場校発表は今月29日。東海大会を制した東邦は出場確実となっている。精神的にたくましくなり、投打、キャプテンシーも長けている藤嶋がどんな形で暴れてくれるのか。大舞台での活躍に注目だ。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count