日韓で人気急上昇中!? 2016年はロッテ「デウン様伝説」幕開けに?
「去年の反省を生かして頑張りたい」、新たな伝説の幕開けに?
高校を卒業後、韓国球界からもオファーがあったが、大リーグを目指し18歳の時に渡米。言葉の壁や環境の違いには苦労しながらも7年間でマイナー通算40勝。バスでの8時間を超える長距離移動や粗悪な環境も適応してきた。
ただ、調子の波が激しく、何度かメジャー昇格のチャンスはあったものの、夢をつかむことは出来なかった。それでも本人は「とても楽しかった」とマイナー時代を懐かしそうに振り返る。そして、次なる舞台は日本。2014年12月に千葉ロッテマリーンズでの新たな挑戦を決めた。
「マリーンズはとてもいいチーム。いい仲間たちがいます。今年はもっともっと自分の考え方を改め、勉強して、去年の反省を生かして頑張りたい。2桁勝利はしたいです」
ファンはその美貌から敬意を表し、「デウン様」と呼ぶ。今キャンプでは高校生ルーキーの平沢大河内野手(仙台育英)、成田翔投手(秋田商業)などの若手イケメンも話題。このことに関してデウンは「イケメンがチームに多いことはとてもいいことです」と涼しげに話す。
来日2年目の今季、プレミア12をきっかけに進化を遂げた、新たなデウン様伝説がまもなく幕を開ける。その右腕が、今年こそ千葉ロッテマリーンズを優勝へと導く。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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マリーンズ球団広報 梶原紀章●文 text by Noriaki Kajiwara