SB武田激白、飛躍の理由…「『真剣さ』を捨てた分だけ、僕は強くなった」
昨年は「野球を真剣にやることをやめていた」
今シーズンの目標を尋ねると、「ケガなく一年投げ切ること」とソフトバンク・武田翔太投手は即答した。掲げている数字は特にない。「昨シーズンよりいい成績を残すためにも、まずはシーズンを通して投げること。結果は後からついてくればいい」と考えている。
「ケガしなければ、どうにかなる。だから大事なのはコンディショニング。特に肩周りですね。ボディメンテナンスとかケアとか、体調管理はプロとして当たり前のことなんですけど。今回のキャンプでも、まずはそういった基本的なことからしっかりやっています」
昨年と一昨年では、メンタル面で大きな違いがあったという。昨シーズン、武田投手は「野球を真剣にやることをやめていた」のだ。
「ちょっと語弊があるかもしれないですけど、いい意味で『真剣さ』を捨てたんですよね。分かりやすく言うと、心に余裕を持ってやったという感じかな。自分の描いた理想像から外れたとしても、『だいたいここまでは許容範囲だな』という柔軟な考え方ができるようになったんです」