【高校野球】実力伯仲、リベンジあるか もうすぐ開幕、選抜の1回戦注目カードは?

最高成績を狙う九州王者・秀岳館、創志学園の松坂2世、敦賀気比は最後のカードで登場

大会4日目(23日)
1、土佐(高知)対 大阪桐蔭(大阪)9時
2、市和歌山(和歌山)対 南陽工(山口)11時30分
3、秀岳館(熊本)対 花咲徳栄(埼玉)14時

 第3試合では、同校最高成績を目指す九州王者の秀岳館が登場。それだけの戦力が整っている。名将・鍛冶舎巧監督が自身の指揮していた枚方ボーイズで日本一になったメンバーとともに同校へやってきた。強打者の捕手・九鬼隆平(3年)を中心にして、花咲徳栄の好投手・高橋昂也(3年)に挑む。高橋は最速145キロでプロ注目の左腕だ。

 第2試合は公立対決。甲子園初勝利を目指す市和歌山はエース・赤羽陸(3年)を中心に投打ともにバランスが取れたチーム。南陽工は山崎康浩監督の長男・大輔内野手(3年)が主将。親子鷹で甲子園勝利を目指す。第1試合では、優勝候補の大阪桐蔭でエースの高山優希(3年)が2年続けて春のマウンドに立つ。3年ぶり出場となる土佐は、2013年に優勝した浦和学院(埼玉)と初戦で戦っており、またも初戦で強豪撃破が目標となった。

大会5日目(24日)
1、東海大甲府(山梨)対 創志学園(岡山)9時
2、高松商(香川)対 いなべ総合(三重)11時30分
3、海星(長崎)対 長田(兵庫)14時

 夏春連続出場となった東海大甲府は、昨年エースナンバーをつけてマウンドに立った菊池大輝(3年)が競争の末、背番号10になった。代わってエースナンバーをつけるのが松葉行人(3年)。高い投手力に加え、松岡隼祐内野手(3年)らを中心とした打線が売りだ。創志学園はプロ注目の右腕・松坂2世こと高田萌生(3年)が甲子園にやってくる。神村学園を率いて選抜準優勝した長澤宏行監督がどんな野球をするか。

 第2試合は神宮覇者の高松商が登場。大阪桐蔭を破った打線はセンバツでも力を発揮できるか。機動力のあるいなべ総合との好試合が期待される。海星は九州大会で秀岳館に敗れたが、攻撃力は高い。長田のエース・園田涼輔(3年)は公式戦52イニングで奪三振数が66。奪三振がイニング数を上回る好投手だ。

大会6日目(25日)
1、敦賀気比(福井)対 青森山田(青森)9時

 1回戦最後のカードに前年覇者の敦賀気比が入った。エース・山崎颯一郎(3年)はプロ注目。昨年の甲子園を経験した主将の林中勇輝内野手(3年)とともに3校目の春連覇を目指す。強豪に挑むのはこちらも東北優勝の青森山田。エースの堀岡隼人(3年)は完投能力が高く、秋の公式戦は防御率1.97。昨秋の神宮大会の準決勝で敦賀気比に挑んでいるが、5-8で青森山田は敗戦。雪辱に燃えており、好ゲームが期待できそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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