田中正義だけじゃない 今年の大学野球は「中央球界」以外に好選手が多い!?
13年創部の新潟医療福祉大にも2人のドラフト候補
首都大学では、桜美林大の151キロ右腕・佐々木千隼が日体大戦で11奪三振で完封。日米12球団のスカウトが集まったとの報道もあった。東海大・丸山泰資は昨春のリーグ戦で史上2人目の完全試合を果たした。今年のドラフト戦線でも注目されていくだろう。
神奈川大学では、神奈川大・浜口遥大が大注目の存在だ。2年春の全日本大学選手権で準Vに導いた左腕は最速150キロ超の直球を誇り、昨夏は大学日本代表としてユニバーシアード優勝に貢献。ドラフト1位候補に名前が挙がっている。
関甲新学生では、新潟医療福祉大の2人の投手が話題だ。聞き慣れない名前の大学だが、それもそのはず。13年に創部されたばかりなのだ。新潟明訓監督として甲子園にも出場した佐藤和也監督のもと、1期生となる右腕・竹石智弥と左腕・笠原祥太郎はともにドラフト候補。同校初のプロ選手誕生となるのか、期待は高まる。さらに白鴎大の153キロ右腕・中塚駿太は粗削りだが、磨けば光る原石としては注目すべき素材になる。
東北のリーグにも、面白い選手はいる。仙台六大学の盟主・東北福祉大の長坂拳弥は今年の大学球界を代表する好捕手の一人。強肩を誇り、チームでも主将を託されており、リーダーシップを発揮する。