日米で輝く88年組 今が旬の黄金世代

「88年組」田中&前田がメジャーへ、日本ではSB柳田、西武・秋山ら野手が活躍

 88年組は甲子園での活躍から北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手のあだ名を取り、「ハンカチ世代」と言われることが多かった。この世代では日本を代表する投手となった田中将大投手、前田健太投手の両投手がメジャーリーグへ移籍してしまったことから、野手が中心となる世代に変わりつつある。

 2015年シーズンは打率.363、HR34本、32盗塁のトリプルスリーを達成した福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手。そして1シーズン最多となる日本シーズン記録の216安打を放った埼玉西武ライオンズの秋山翔吾選手。共に高校時代は甲子園大会の出場がなく、大学でのプレーを経て2011年ドラフトで現所属球団に指名を受け、入団した。秋山選手は新人外野手としては30年ぶりとなる開幕スタメンを勝ち取り、柳田選手も春季キャンプでは新人唯一のA組スタートと共に期待をされてプロとしてのキャリアをスタートさせた。

 共に期待されてのスタートだったが、順風満帆とは行かず、世代を代表する投手の田中投手や前田投手と比較すれば、遅咲きで今の地位を勝ち取ったと言えるかもしれない。

 メジャーリーグを見てみると88年組を○○世代と呼ぶのであれば、間違いなくカーショー投手世代だろう。2006年MLBドラフト全体7位指名を受けロサンゼルス・ドジャースに入団し、2008年にはメジャーデビューを果たした。すでに3度のサイ・ヤング賞を受賞しており、2014年にはナショナルリーグのシーズンMVPも獲得している。

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