今秋のドラフト指名目指す23歳捕手、成長支える「ノート」の存在
NPBへ、アピールは「肩、スローイング」
――2つの盗塁を刺した開幕戦のサセックスカウンティー・マイナーズ戦で、試合後にノートを開いて記入する姿を見ました。あの「垂井ノート」は四国アイランドリーグplusでもしているのですか?
「はい。リーグ戦はチームごとに3冊ノートを作って、それぞれの打者の特徴などを記しています。ノート自体は兵庫県立星陵高校時代から続けていることです。今回は『北米遠征ノート』を作っています」
――グラウンド外での経験はどうでした? ホームステイなどもありましたが。
「アメリカは幼少期にハワイへ行って以来。大陸ははじめてです。食べ物は最初味付けが合わない部分がありましたけど、今は大丈夫ですね。あと、ホームステイ先の皆さんはとてもよくして頂きました。今でもメールとかで連絡を頂きます。後期には『徳島へ応援に行く』ともおっしゃってもらっているので、その機会が訪れれば盗塁を刺し、『ここぞの一発』を見せたいです」
――そんな垂井捕手がこの北米遠征を戦いながら後期、そしてNPBドラフト指名へ向けて加えていきたいものは?
「自分がNPBを目指す上でのアピールポイントは肩、スローイングだと思っています。そこを落とさず、かつより速く・正確にしていくこと。加えて『まったく打てない』ではダメ(前期は94打数18安打5打点。打率.214)なので、相手の嫌がる打者になっていく。ここを後期の課題としていきます」