イチロー、今年は選外も…米著名ジャーナリスト「歴代オールスターの一人」
ジーターはイチローの「国際的なキャリア」に「お墨付き」!?
また、イチローの“ピート・ローズ超え”は日米通算の安打数であったため議論を呼んだが、ヤンキース時代にチームメートだったデレク・ジーター氏は「国際的なキャリア」に「お墨付き」を与えていると、ルーカス氏は紹介。歴代6位の3465安打を放ち、通算2014年限りで引退したレジェンドも、イチローに敬意を持つ人物の1人だ。
イチローが2013年にヤンキースで日米通算4000安打を記録した際、伝説のキャプテンは「4000安打はとても印象的な記録だ。たとえそれがリトル・リーグでの4000安打であったとしても関係ないね。彼が自分のいた全ての場所でも一貫していたことを示している。短期間にどれだけ打ったか見るといい。難しいことだよ。イチローはこれまでこのゲームをプレイした誰よりも素晴らしい」と話したという。
「今年のチームからは脱落したにもかかわらず、イチロー・スズキは野球の史上オールスターの一人にとどまっている。いつか彼が最終的に試合にサヨナラを告げたら、彼は2つの文化の橋渡しをし、より多くの人に我らの国民的娯楽を提供することを手助けした典型的なロールモデルであり、大使となるだろう」
ルーカス氏はこう綴った上で「それは翻訳不要の目覚ましい功績だ」と結論づけている。今年のオールスター出場はならなかったが、イチローが来季以降も変わらぬパフォーマンスを見せるようなことがあれば、毎年のように“待望論”が沸き起こることになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count