【高校野球】主砲が大会史上初1試合3発 盤石の状態で4強入りした選抜準V・高松商
大会史上初1試合3本塁打の大偉業
そして締めはやはりこの男。5回表1死二塁から植田が放った打球はどよめきの中、ライト芝生席へ。あの、怪童・中西太氏(高松第一~西鉄ライオンズ)や、読売巨人軍の4番も務めた大森剛氏(高松商~慶應義塾大)、尽誠学園のスラッガー谷佳知氏(大阪商業大~三菱自動車岡崎~オリックス・バファローズなど)でも成し遂げたことのない大会史上初1試合3本塁打の大偉業は、高松商の絶対的4番によって成し遂げられた。
守っても先発の大熊達也(3年)以下の3投手が4安打無失点リレー。安西、米麦圭造、米麦波留(1年)のリレーで右中間二塁打を三塁で封殺。さらに走っても盗塁も3個を決めるなど、16-0で5回コールド勝ち。高松商はほぼ盤石の状態で準決勝を迎えることになった。
甲子園初出場をつかむべく「打倒・高松商」・「奪進塁」を明確に掲げ、日々の練習に取り組んできた大手前高松との戦いは、四国高校野球の2016年トレンドをも決する一大決戦となる。
(記事提供:高校野球ドットコム)
http://www.hb-nippon.com/kagawa/report/1585-hb-kagawa-game2016/15146-summergame
【了】
寺下友徳●文