黒田博樹、素晴らしい仲間に支えられ日米200勝「最後に一緒に優勝したい」
「報告したい人がいないことは寂しい」
――アメリカでも79勝を挙げられましたが、1勝1勝の重みというものは、いかがですか。
「あまり振り返ったことがないので、野球人生が終わった時にゆっくり考えたいと思います」
――アメリカでは打球を顔に受けて、その後遺症とも戦ってこられました。どうしてそこまで投げ続けられるのですか。
「まだ体が元気というか、投げられる状態なので、そういう意味では、それなりの責任もあると思いますし、少々のことではローテを外れたくないし。特にアメリカに行って、1年、それこそ半年で、周りを見てそういうことを感じていたので、そういう部分でできる限り、投げたいという気持ちは、特に年齢が行けば行くほど、それを感じています」
――今日の記録達成を、まず誰に報告したいですか。
「報告はしなくても、みんなもうわかっていると思いますけど(笑)。ただ、強いて言えば、両親がもう亡くなっているので、まさか僕がここまで勝てるピッチャーになるとは思っていなかったと思うので、そういう意味では、報告したい人がいないことは、寂しいと思います」