高校野球地方大会決勝を振り返る 福岡大会「九州国際大付vs福岡工大城東」
福岡大会決勝は1点を争う好ゲームに
福岡134チームの頂点を決める福岡県大会決勝戦が7月30日に北九州市民球場で行われた。ここまで準々決勝の自由ケ丘戦以外すべて4点差以上を付け、圧倒的な強さを見せた昨年覇者の九州国際大付。一方、準決勝で勢いのある福岡第一をサヨナラで破り、10年ぶりの甲子園出場を目指す福岡工大城東。九州国際大付の先発は藤本海斗、福岡工大城東は青山凌太朗が登板し、両投手140キロを超すボールが持ち味のエース同士の対戦となった。
九州国際大付は初回、2番山脇、3番石橋大智が連続四死球で出塁しチャンスを作るが、4番渡邊勝太、5番安永元也が三振に打ち取られ、チャンスを逃す。
それでも2回、7番藤本がレフトオーバーのツーベースヒットを放ち再びチャンスを作り、8番永岡大昇が右中間へのタイムリースリーベースヒットを打ち先制点を挙げる。さらに9番鳥井が犠牲フライを放ちこの回2点を先制する。
さらに4回先頭の6番尾仲力斗がレフト前に弾き返すと、2死二塁から9番鳥井がセンター前にヒットを放ち1点追加。続く1番中山がライトへのツーベースヒットを放ち4点目を挙げ福岡工大城東を突き放す。
点差を詰めたい福岡工大城東は5回、先頭の7番山口の二塁打でこの試合初めて先頭打者が出塁。その後チャンスを広げ、1死三塁から9番西田がセンターへ犠牲フライを放ち、ついに1点を返した。