【パCS】SBがファイナル進出 明石の起用ピタリ、工藤監督「安打の確率高くなると」
前日と同じ展開で勝利、「これは逆転できると思っていました」
9日、ヤフオクドームで行われたパ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの第2戦は、ソフトバンクが4-1でロッテに勝利。2連勝で12日に開幕するファイナルステージへとコマを進めた。
まるで前日のリプレーだった。初回、清田育宏の2試合連続先頭打者ホームランでロッテが1点を先制。ソフトバンクはロッテ先発の石川歩の緩急に手を焼くも、4回裏に明石健志がレフトへ同点打。続く5回には、先頭の髙谷裕亮の二塁打を起点に本多雄一の勝ち越し打で1点のリードを奪う。さらに8回には前日のヒーロー・今宮健太が満塁から2点タイムリーを放って試合を決めた。バンデンハークは2回以降、粘りの投球で6回1失点。7回からは岩嵜翔、スアレス、サファテのパーフェクトリリーフで締めくくった。
試合後、工藤公康監督はお立ち台に上がり「昨日と同じパターン(初回被弾)で、これは逆転できると思っていました」と語って満員のファンを盛り上げると、「(期待に)120%応えてくれた」と選手たちを称えた。
その後は報道陣に囲まれる定例の会見。落ち着いた様子で「やっぱり先制されたのは痛かったけどね」と、本音を漏らしながら「石川くんが緩急を使いながらいいピッチングをしていたので、よくチャンスを作って(得点を)返してくれたなと思う」と語った。