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選手だけでなく社員も育成― 楽天が示す「球団で働くという夢」

初めて見る本格的なデータを相手に、学生たちは奮闘

 しかし学生が分析に費やせるのは2日という短い時間。参加者からは「見たこともないデータで、量も大量だった。Excelで処理して把握するだけでも大変」といった声も聞かれた。ただそれも球団の狙いで、限られた時間でなじみのないデータにどのように立ち向かい、どんな提案につなげてくるのかを見たいという思惑もあったという。

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12月3日、4日に開催された「楽天イーグルスビジネスコンテスト」【写真:秋山健一郎】

「実際の仕事でも、データが整理されていなかったり、時間がなかったりというのが普通。分析が洗練されているかは、今回はそこまで重視せず、提案にたどり着くまでの過程のほうを評価しました」(岡田部長)

 最優秀賞には早稲田大学商学部の赤間和史さんの提案が選出された。内容は選手への親近感がまだないライトファンに、スマートフォンを使った性格診断などを通じて選手との共通点を提案し、ネーム入りユニフォーム購入の動機づくりを図る仕掛けを考案したもの。提供されたデータから論理的に課題を見つけ、限られた時間の中で、自力でインターネットを使ったアンケート調査を実施するなどして提案に客観性を持たせた点なども評価された。

 赤間さんは、スポーツビジネスなどを専攻している学生ではなかったが、書類選考や面接が免除となり、立花社長との面接も可能と伝えられると「楽天イーグルスは12球団でも特殊で目新しいことをやるイメージがあります。ビジネスとしてはMLBを参考にしているのかなとも思う。どんな球団にしようとしているのか、将来像について直接聞いてみたい」と、選考への参加の意欲を見せていた。

 12月9日には、リニューアルを行った採用サイト(http://www.rakuteneagles.jp/company/recruit/)もオープン。まもなくやってくる言わば採用担当者にとっての“ドラフト”への準備に、担当者は例年以上の力を注いでいる。

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