CS初進出の裏で…DeNAは番長引退、FA右腕や打率1割台前半の助っ人も退団

期待のロマックはわずか1年で退団、米国へ逆戻り

◯内村賢介(戦力外)
プロ8年目。通算596試合出場、打率.246、1本塁打、97打点、100盗塁

 石川ミリオンスターズからBCリーグ出身者初のNPB選手として07年ドラフトで楽天に入団。12年6月に藤田一也との交換トレードで横浜に移籍した。持ち前の俊足で移籍1年目は18盗塁をマーク。以降は代走や守備固めなど、地味ながらチームを献身的に支えてきた。今季はプロ9年目で初めて1軍出場ゼロに終わり、戦力外通告。合同トライアウトを受験したが、現在まで獲得は決まっていない。

◯ジェイミー・ロマック(戦力外→移籍)
入団1年目。通算30試合出場、打率.113、0本塁打、2打点

 外国人でも球団を去る者がいる。なかでも、ロマックは開幕前に高かったファンの期待を裏切る形になってしまった。米マイナー通算200発の看板をひっさげ、年俸7500万円のクリーンアップ候補として加入したが、開幕から10試合で2安打どまりで2軍行き。結局、71打数でわずか8安打、本塁打も出ず、シーズンを通して1軍で日本の野球に適応できないまま、レギュラーシーズン直後に帰国。11月にパドレスとマイナー契約を結んでいる。

 こうしてみると、在籍の年数、活躍の度合いに差はあれど、チームのために全力を尽くしたのは同じ。プレーを続ける者、白球に別れを告げた者、それぞれが横浜の地で得た経験を糧にして、新天地での活躍に期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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