「日本で大谷以外に期待できる選手」…米メディアが挙げた5人の名前とは?
山田がポスティングされれば「ヤンキースが獲得に乗り出すかも」
「過去3年、特にここ2年で山田は日本球界で最も圧倒的な打者となった。彼は日本球界初の本塁打王と盗塁王を同時に獲得した選手だ。日本シリーズでは『レジー・ジャクソン的な』活躍も見せ、3打席連続ホームランを放った」
プレーオフで圧倒的な勝負強さで「ミスター・オクトーバー」と呼ばれた伝説のプレーヤーを例に挙げ、山田の実績を称えている。さらに、アクシサ記者は、山田がメジャーでどれほどの成績を残すことができるかを予想。「特筆すべきスイングスピードを誇る右打者で、ストライクゾーンの見極めも確かだ。MLBでの30本塁打、30盗塁は難しいだろうが、20-20を達成するポテンシャルは秘めている。内野手としては魅力的な数字だろう」。20本塁打、20盗塁は可能だという。
記事では、これまで日本人内野手がメジャーで苦しんできたことを振り返り「守備での課題が打撃にも影響を与えてきた」とも指摘。「山田との契約はリスクもある」としながら「私の予想ではパワーとスピードを兼ね備えた彼には、数百万ドルを投じる球団もあると思っている」と予想している。
そして、名門球団が動く可能性も示唆。「ヤンキースは日本球界に関心を示しており、本当に気に入る選手が出てきた場合は獲得に乗り出すだろう。ケイ・イガワのときの様な性急さは見せないだろうが」と言及している。
山田が来季も同様の成績を残せば、オフに巨額契約となる可能性もあるため、「ヤクルトはポスティングシステム(入札制度)」とも分析。ヤンキースの二遊間は現在、スターリン・カストロ、ディディ・グレゴリウスが務めているが「20代半ばでパワーとスピードを兼ね備えた内野手は常に需要がある」として、「遊撃のプロスペクトを多く抱えるヤンキースであっても、山田がポスティングされれば獲得に乗り出すかもしれない」としている。その場合は、カストロを三塁で起用し、山田を二塁に据えることになると具体的な起用法にも踏み込んでいる。
大谷を含め、来オフに海を渡る選手は出てくるのか。メジャー球団は、日本球界のスター選手に熱視線を送っている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count