新戦力への期待、大記録、復活…最下位脱出目指す中日の2017年注目ニュース
支配下登録された期待の右腕は活躍なるか
◯谷繁引退後の正捕手争いは今年も3つ巴か、それとも抜け出すか
常に中日を悩ませている正捕手争い。5年目・杉山翔大、4年目・桂依央利、2年目・木下拓哉といった才能あふれる捕手がそろうが、まだ首脳陣の信頼を勝ち得るまでには至っていない。どの選手にも魅力があり、森新監督が誰を主軸にするか、それとも投手に合わせて起用していくか、指揮官の手腕も楽しみなところだ。
◯育成の三ツ間が支配下登録、152キロ右腕のデビューなるか
育成ドラフト3位で入団した三ツ間卓也投手がこのオフに育成から支配下登録。背番号は43となった。ウエスタンリーグでは、当初の中継ぎから先発となり奮闘。秋のフェニックス・リーグでも好投し、念願の支配下登録となった。最速152キロで、多彩な変化球を投げるサイドスローにとって飛躍の1年となるか。また、岸本淳希投手も支配下登録され、2017年の活躍が期待される。
◯待たれる伊藤準規の復活
昨年、3年ぶりの白星を挙げるなど復活の兆しを見せた伊藤準規投手が完全復活なるか。今季は1勝2敗、防御率6.05も前進はしている。ローテ入りも目指せるところまできており、2012年のクライマックスシリーズで巨人打線を封じた投球の再現を期待するファンも多い。フォームを修正するなど、このオフも着々と練習を積んでいる。
◯ドラゴンズブルーのユニホームが復活
昨年12月の新入団選手の発表会見で新ユニホームをお披露目。11年まで使った「ドラゴンズ・ブルー」といわれる青が復活した。胸のロゴは筆記体になり、強かった中日時代を思い起こさせるデザインに。シーズンでの結果はいかに。
◯又吉、福谷先発で先発ローテ争いに活気
中継ぎ、クローザーを近年務めていた又吉克樹、福谷浩司投手が先発転向を視野にいれながら調整を行っている。これが現実のものとなれば、ベテラン、中堅、若手とバランスのよいローテーションを組むことができるが、どうなるか。森監督の構想と采配が楽しみでもある。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count